樹⽊の外観と周辺環境を注意深く診断することで、その樹⽊が晒されている問題を⾒つけ出すことや考察することができます。また、更にその問題の詳細を明らかにする場合は専⾨的な調査を⾏います。
樹木は外傷の大きさや樹木内部が空洞化することで倒木や幹が折れる危険性が高くなる場合があります。そのため私たちはレジストグラフ(IML-RESI PD500)という樹木内部を調査する専用機械を使用し内部の空洞や腐朽と呼ばれる異常部を調査し倒木対策、幹折れ対策の提案や施工を行います。
植物は常になんらかの病気や害⾍の被害が⾒受けられますが、その多くは⼤きな問題になることはありません。しかし外来種の害⾍や特定の病気、環境の変化などによる病害⾍の⼤量発⽣により重⼤な被害となる恐れがあります。そのような被害に対してマイクロスコープなどによる調査や専⾨機関(植物病院など)への分析や種の同定依頼をして原因の究明に努め、病⾍害対策の提案や農薬散布などの施⼯を⾏います。
樹⽊(植物)の⽣育に最も影響を与える⼀つが⼟壌環境です。⼟の硬さや⽔捌け、⼟壌養分など⼟壌を調査することは樹⽊(植物)の⽣育を⾒守るためにとても重要な情報となります。そのため私たちは、pH/EC測定(HI9814D)、硬度調査(⻑⾕川式⼟壌貫⼊計)、透⽔調査(⻑⾕川式現場透⽔試験器)、⼟層調査(⻑⾕川式⼤型検⼟杖)、成分分析(⼟壌分析装置EW-THA1J)などから⼟壌の状態を出来る限り探り、⼟壌と樹⽊の関係性を考慮したうえで樹勢回復の提案や施⼯を⾏います。